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石灰華(calcareous sinter)温泉の名湯 群馬県 赤城温泉 御宿 総本家

 

赤城温泉の源泉中に多量に含まれた炭酸石灰(石灰華・calcareous sinter)成分が、温泉の湧出により空気に触れ、温度・圧力が低下し、水分が多少蒸発して沈殿したものです。 ・沈殿物は、堆積したり、あるいは鍾乳洞のように垂れ下がったりします。

源泉井戸から浴槽迄の配管中では凝固する事は無く、数十年を経てもヘドロ状の湯花が付着する程度です。

しかし、浴槽に入れる湯口で配管から排出し空気に触れる段階から変化が始まります。

浴槽表面上から源泉を落下させた場合、浴槽内では周りに付着するスケールが増大しますが、浴槽内にパイプを入れ、浴槽の底から排出する事により、浴槽内のスケール付着は減少します。

しかし、浴槽から排出した源泉はその段階から一挙に凝固が始まります。

ですから排出口から屋外に進むにつれその源泉は凝固して巨大な岩の様になって行きます。

排水口は凝固して詰まり、年に数度ハンマードリルで除去する必要があります。人力での除去は殆ど不可能です。

これが大変な仕事で・・・・

それに毎回ではないですが、お風呂の入れ替え時に浴槽内表面に白いロウ状の幕が出来ます。これを除去しようとすると割れる様になり、浴槽内に沈下しますので、お客様には汚い様に感じるらしく不興です。

温泉を維持すると言う事は大変な事でして・・・