2005/05/30

もう六月ですね、赤城南麓の農家も田植えの準備が始まります。
私共の住んでいる苗ケ島町は赤城山の小沼を源流とする粕川から水を引いております。
この川の水に含まれている「シラニ」と言う成分により、水が掛かる所と掛からない所では米の旨味が違うそうです。
昔からこの地方は水の量が少なく近年まで隣村と水争いが絶えず大変だったそうです。
水の保水には樹木の保全が大切です、数年前、宿泊された横浜国大名誉教授の植物生態学者の「宮脇昭」先生は「鎮守の森」の再生保存を訴えられておりましたが、まさにこの赤城山も赤城神社が鎮座する鎮守の森の一つと思います。
先月来泊された「小原理一郎」先生との会話にも出た「南方熊楠」先生は明治時代に、既に鎮守の森の破壊を進める明治政府を痛烈に批判していたそうです。
近くにある「サンデンフォレスト」の工場も敷地内の自然環境保全に万全を尽くし建設されたそうですが、我々も子孫の為に地域の自然保護のため汗を流して行こうではありませんか!!