2006/02/07

先日、TV program Directorと称する女性から電話あり。少々ボーイッシュな声に魅せられ…ついつい女性の言う事を聞いてしまった。
我が家に保管されている、70余年前の書類が見たいと…。数日後、当家に泊まり、その書類等を拝見したいとの連絡あり。厳冬期にて来客少なく糊口を凌ぐ為に了解す。貧乏はしたくない無い…でも背に腹は替えられないと自己弁護。男女二人来たり、取材目的関係ケ所を案内す。何せ、深山幽谷に住みし私にとって遠来の客は宝なり。芭蕉の句碑を門前に建て、志を呼び込もうとする「誘引句碑」の目的の様に…、残念ながら私には、俳句の心得等々、文学的素養皆無なり。しかし、新鮮なる話には飢えている。女史が帯同せし仁は私を十二分に満足させてくれた、女史もまたその溢れんばかりの才能の片鱗を片袖からチラチラ覗かせながら…攻めてくる。久し振りの満足感を…携帯電話の電池切れが充電された感じ…可笑しな表現?私の感性、頭の中はその程度なり。今回の案件は何が何んでも実行したいと帰路について行った。数日後、また来るとの報が入る。
今回は制作依頼会社の担当デレクターと3人で来ると。宿屋のオヤジがこんな事書くと、宿の話…と誤解されかねない…しかし、全然関係無い話…である。昔、昔、我が家の息子が、よその国へ行き悪い事をした話…である。むろん、本人は国の為と思いした事だが、結果は悲惨な結末を迎えるに至ってしまった。家を継ぐ者として、真実を求める者を拒む事は出来ぬと理解し、封印を解く事とする。